DVDレコーダー購入のポイント
@HDD(ハードディスクドライブ)搭載の有無
最近のDVDレコーダーの主流はHDDを搭載したハイブリッド型です。ハイブリッド型DVDレコーダーに内臓されるHDDの容量は最近のものだと120〜400GB程度です。これだけの容量があれば、かなりの番組を録画できます。「絶対見たい番組」だけでなく、「見るかもしれない番組」も気軽に録画しておけるのです。そして見終わった不要な番組や録画したけど見る気がしなくなった番組はHDDから削除し、保存したい番組だけをDVDにダビングすればいい訳です。
HDDの最大録画時間について
ディーガ DMR-E85H(松下電器産業/HDD160GB搭載)の場合
モード |
最大録画時間 |
画質(VHS)との比較※ |
XP |
36時間 |
|
SP |
70時間 |
S-VHSと同程度 |
LP |
138時間 |
VHSの標準モードと同程度 |
EP |
212時間または284時間 |
VHSの3倍モード以下 |
※長時間モードになるほど画質は悪くなりますが、アナログ(VHS標準と3倍モード)のような画質劣化の見え方と違うため、単純にVHSとの比較は出来ません。本表はあくまで目安です。
A電子番組表(EPG)の有無
テレビ画面に番組情報を表示し、ワンクリックで番組予約ができる電子番組表は大変重宝します。現在、電子番組表はテレビ電波から情報を取得する方式(Gガイド、アダムスetc.)とインターネット経由で情報を取得する方式(iEPG)があります。
※Gガイドとは・・・新聞のテレビ欄を模したデザインで分かりやすいが、番組表画面の20%が広告で占められるため、掲載できる情報に限りがある(松下電器産業、ソニー、三菱電機が採用)。
※アダムスとは・・・広告の掲載がなく、画面全体を使って詳細な情報を掲載できる(日立製作所、NECが採用。)。日立・WOOO DS250/400
では番組タイトルとともに、ドラマのあらすじも同時に表示できる。
※iEPGとは・・・インターネット経由で番組表を取得するタイプ。インターネット対応のレコーダーである必要があります。
B対応ディスクの種類
「DVDの基礎知識」ページでも解説させていただいたように記録型DVDには5つの規格が存在し、メーカー各社とも対応規格が違います。
メーカー |
対応規格 |
松下電器産業 |
-R ,-RAM |
ソニー |
-R ,-RW ,+RW |
東芝 |
-R ,-RW ,-RAM |
パイオニア |
-R ,-RW |
三菱電機 |
-R ,-RW |
日立 |
-R ,-RW ,-RAM |
シャープ |
-R ,-RW |
ビクター |
-R ,-RW ,-RAM |
NEC |
-R ,-RW ,-RAM |
CDV端子搭載の有無
DV端子(iLINKまたはIEEE1394)が搭載されていれば、DV(デジタルビデオ)カメラで撮影した映像を高品位に保存することができます。
DVテープの内容をDVDレコーダーに移し、DVDに記録するには2通りの方法があります。1つ目はDVカメラとDVDレコーダーをビデオケーブルと音声ケーブルで接続する方法です。この方法では画質や音声が劣化してしまいますし、ダビングに時間がかかってします。
2つ目は一部のDVDレコーダーに搭載されたDV端子にDVカメラを接続する方法です。この方法ですと編集作業が便利になる、ダビング時間が短時間で済むことはもとよりデジタルデータがそのままDVDレコーダーに転送されるため、高品位での保存が可能になります。
DVHSデッキの搭載
VHSデッキを搭載したレコーダーは既存のVHS資産を手軽にDVD化できるメリットがあります。
ELAN端子搭載の有無
インターネット接続が可能になりますので、電子番組表(EPG)をインターネット経由で取得する「iEPG」利用や内臓プログラムの欠陥を修正するプログラムをメーカーの専用サイトからダウンロード可能などのメリットがあります。
その他に一部の機種ではパソコンや携帯電話からテレビ番組の予約ができたり、DVDレコーダーのHDD(ハードディスクドライブ)に録画した番組をパソコンで視聴ができたりといったメリットがあります。
Fテレビチューナー機能
DVDレコーダーはビデオデッキと同様の目的で使用されます。つまり、ほとんどの場合、テレビ番組の録画、再生に使用されます。ということはテレビチューナーの機能は軽視できません。「用語集」ページで解説させていただいているGRT(ゴーストリデューサー)や3D
Y/C分離などの画質向上機能が付いていれば、より高画質での受信が可能でしょう。
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